設立目的

3つの経営理念を掲げ、農地を守り、地域に根差した新たな分野の農業を興して雇用の場を創出し、かつてのように子供たちが学校で学び集う地域の復興を目指して設立したものです。

概要

(1)構成員

役員  2名(代表 大槻稲夫)
社員  9名(水稲班6名、園芸班1名、総務班2名)
パート 10名

役員と社員対象の研究会

(2)経営規模

① 平成25年  きく栽培実証ほ設置(10a、施設はリース)  
② 平成26年  水稲作付面積 55ha
      施設きく栽培面積 93a
③ 平成27年 水稲作付面積 63.5ha
      施設きく栽培面積 83a
④ 平成28年  水稲作付面積 104.6ha(うち乾田直播1.6ha)
      大豆作付面積 10.9ha
      施設きく栽培面積 83a
⑤ 平成29年  水稲作付面積 122.0ha(うち乾田直播13.3ha)
      大豆作付面積 6.7ha
      施設きく栽培面積 83a
⑥ 平成30年  水稲作付面積 134.6ha(うち乾田直播13.3ha)
      大豆作付面積 6.7ha
      施設きく栽培面積83a
⑦ 令和元年   水稲作付面積 149.71ha(うち乾田直播13.4ha)
      大豆作付面積 7.3ha
      施設きく栽培面積 83a
⑧令和2年 水稲作付面積 169.4ha(うち乾田直播0ha)
       大豆作付面積 7.5ha
      施設きく栽培面積 83a
⑨令和3年 水稲作付面積 177.2ha(うち乾田直播3.3ha)
      大豆作付面積 8.4ha
      施設きく栽培面積 83a 
⑩令和4年 水稲作付面積 163.7ha(うち乾田直播13.5ha)
      WCS作付面積 23.3ha
      施設きく栽培面積 83a 
⑪令和5年 水稲作付面積 167.0ha(うち乾田直播23.0ha)
     WCS作付面積 23.6ha
     施設きく栽培面積 83a
⑫令和6年 水稲作付面積 163.6ha
     WCS作付面積 24.1ha
     施設きく栽培面積 83a

計画 土地利用型作物〔水稲(主食用ほか)200ha〕+施設園芸〔きく83a〕水稲:針岡地区60ha、長面地区140ha)

(3)主な施設・機械(計画含む)

施設・機械名           施設・機械の概要           利用の形態
水稲育苗施設 育苗ハウス1.1ha,播種機等  被災地域農業復興総合支援事業により石巻市が取得した施設及び機械(一部)を市から貸与                                
水稲用機械等           トラクター 9台、田植機 6台、自脱型コンバイン5台、レーザーレベラー1台、ドリルシーダー1台、ブームスプレヤー1台、汎用コンバイン1台、バックホー1台、ローダ1台 他
乾燥調製施設     カントリーエレベーター3,000t活用 (北上地区に建設され、平成25年9月17日から稼働)  同事業により石巻市が取得した施設(指定管理者:JAいしのまき)を利用
園芸施設   きく栽培用鉄骨ハウス83a 堆肥盤、蒸気消毒機1台、トラクター1台 他   同事業により石巻市が取得した鉄骨ハウス施設(83a)を市から貸与

(4)認定農業者

平成25年8月21日に認定農業者の認定(1回目)、令和5年8月21日に認定農業者の認定(3回目)を受ける。

(5)資本金

6,900,000円

今後に向けて

 農業は勿論のこと各業界においても後継者不足、人材確保が課題となっている中、当社の強みは、若い人材が在籍し、会社の将来を担う人材として育ちつつあることです。
 また、現在も被災農地の復旧のための「ほ場整備事業」が進捗中ですが、当初は55haからスタートした経営面積も、平成30年には150haを超え、事業完了時には200ha規模の県内でも屈指の経営面積となる見込みであり、スケールメリットを生かしつつ水稲栽培手法の多様化等に取り組むこととしています。
 さらには、大規模な鉄骨ハウスを活用した花卉や施設野菜の栽培にも取組み、地域の安定雇用と地域の再生に貢献することを目標に活動していくこととしています。